研究で機械学習のフレームワークであるChainerを使うのですが、そのために使うpyenvのメモ
そもそもChainerはpythonで動くのですが、2系と3系でいろいろ挙動が変わるらしいのでどっちも使える状態にしたい
pyenvはPythonのバージョンを管理ツールです。
普通は、「このパソコンに入ってるPythonは2.7.9なので3系を入れたら2系が…」って感じになると思うのですが、pyenvを使うとプロジェクトによってバージョンを変えられるそうです。
pyenvをインストールするにはhomebrewを使いますが、それは色々使うのですでに入ってると思います。
入っていないひとは、本当に便利なので入れておきましょう。
Homebrewのページ
詳しくは「Homebrew インストール」で検索してください。
brewを使えば、 brew install ◯◯
と打つだけで簡単にインストールできます。
pyenvをbrewでインストールします。
$ brew install pyenv // 色々書かれながらインストールが終わる。 $ pyenv --version pyenv 20150601
pyenvがインストールできたら、pyenvのパスを通します。
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile $ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile $ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
エディタを使って.bash_profileを直接ひらいて書いても問題なさそう
でちゃんとpyenvの方にpathが通ってるかを確認する
$ which python /Users/tkt/.pyenv/shims/python
インストール可能はPythonを確認
$ pyenv install -l Available versions: 2.1.3 2.2.3 2.3.7 ... 2.7.9 2.7.10 3.0.1 3.1-dev 3.1 3.1.1 3.1.2 ... 3.4.2 3.4.3 3.5.0b1 3.5.0b2 3.5-dev ... stackless-3.4.1
とまぁいっぱい出てきます。
実際にインストールする。
$ pyenv install 2.7.9 $ pyenv install 3.4.3
インストールが終わってバージョンを確認するときは
$ pyenv versions system 2.7.9 * 3.4.3 (set by /Users/tkt/.pyenv/version)
星が付いているのが、今選択しているpythonのバージョンです。
systemは最初から入っているpythonです。
バージョンを変更するとき
$ pyenv global 2.7.9 $ pyenv versions system * 2.7.9 (set by /Users/username/.pyenv/version) 3.4.3
pyenvの強みはこれからで、ディレクトリによってバージョンを変更できることです。
デスクトップに作ったtestpyenvフォルダを作ってその中だけ3系にしてみましょう。
カレントディレクトリでバージョンを設定するときは local コマンドを使います。
localコマンドでバージョンを設定すると、.python-versionでバージョンが指定されます。
$ cd Desktop/ $ mkdir testpyenv $ cd testpyenv/ $ pyenv local 3.4.3 $ pyenv version 3.4.3 (set by /Users/username/Desktop/testpyenv/.python-version)
ローカルのバージョン設定を削除するときは
$ pyenv local --unset $ pyenv version 2.7.9 (set by /Users/tkt/.pyenv/version)
とグローバルの方になります。
とりあえず、今のとこ確認したのはこんな感じ。