自宅にファイルサーバーを設置したく,ラズパイを買った.
個人的に必要だった初期設定をメモします.
ラズパイ ( raspberry pi) のOSをインストール
OSイメージのダウンロードは公式サイトから.私はLITE版のZIPでダウンロードしました.
で,公式サイトのインストールガイドにSDカードにOSイメージを映すのにはEtcher.appを使うと良いとあったのでそれはここから.
microSDカードは最低4GBです.SDカードをPCに指した状態でEtcherを開いて,raspbianのzipもしくは解凍後の.img(Macは)ファイルとSDカードを選択してFlash!しましょう.
これだけです.
次にラズパイにキーボードとディスプレイをつなげて電源をいれれば起動します.
ユーザー追加
最初はpiというユーザのみしかしないのでそれでログインします.
ユーザIDは”pi”,パスワードは”raspberry”です.
それでログインすると見慣れたプロンプトが現れます.
で自分のアカウントを追加します.
$ sudo adduser username
ユーザIDとパスワードを設定してあとはエンター連打で大丈夫です.
これだけだと,sudoできないのでsudo のグループに新規ユーザを追加.
$ sudo gpasswd -a username sudo
キーボード設定
私はUSキーボードを使用していますが,デフォルトではUKキーボードとなっているおかげでパイプ (|)が押せなくて,ワンライナーが使用できなくってね.困るんですよ.
$ sudo raspi-config
で青い画面に入って設定します.
下の順でやります.
・Localisation Options Set up language and regional settings to match your location
・Change Keyboard Layout Set the keyboard layout to match your keyboard
で今はGeneric 105-Key(Intel) PCになってると思うのですが,そのままそれを押します.
するとUKが選択されていると思うので,Other->English(US)->English(US)の順に選択して再起動すればよいです.
wifi設定 & ssh接続
次にWifiの設定をします.この後にsshで接続するようにしたいのでDHCPではなく固定で設定します.
青い画面に入っても設定できますが,ここではCUIだけでやってみようと思います.
wifi設定
まず,接続するwifiを選ぶ.
$ sudo iwlist slan0 scan | grep ESSID
をすると接続できるSSIDが羅列されるのでいつもつかってる見慣れたものがあると思います.
そしたらそれを設定しましょう.
$ sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
nanoは簡易なエディタです.Ctr+x -> yで保存しましょう.そこらへんのコマンドは下にヒントが出ている.
そして下の内容を追記
... ... network={ ssid="ESSID" psk="wifi no password: }
再起動すれば,wifiにつながると思います.
確認.
$ ifconfig
でwlan0のとこにIPアドレスが表示されていれば完了.
固定IP
でもまた,DHCPなので,次にIPアドレスを固定します.
ネットワークのファイルを覗いてみる
cat /etc/network/interfaces
すると
... For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and man dhcpcd.conf ...
という記述が.
$ man /etc/dhcpcd.conf ... static value Configures a static value. If you set ip_address then hdcpcd will not attempt to obtain a lease and just use the value for the address with an infinite lease time.
ip_addressを設定すればDHCPが止まるということらしい.
$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf #static ip_address=192.168.0.10/24 # ここの#を削除してip_addressを設定する.
再起動してまたifconfigで確認すれば変わっていると思います.
*—— 2018/10/27追記 ——
これのみの設定は以下の記事のような問題につながります.
static ip_addressだけでなく,interfaceとstatic routersについても設定が必要です.
interface wlan0 static ip_address=192.168.0.10/24 static routers=192.168.0.1
のように設定する必要があります.
詳しくは,以下の記事を見てください.
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ssh接続
やることは大体したの記事と同じ.
だた異なることとして, 最初はsshd-serverが自動で起動しないので,
$ /etc/init.d/ssh status
がactiveになっていません.
raspiでは
$ service sshd restart
の代わりに
$ sudo systemctl enable ssh
をします.
すると
$ /etc/init.d/ssh status
がactiveになります.
これで普通にssh接続できるようになりました.
この後の設定は上の記事と同じです.